調理用コンロは「ガス派」か「IH派」? 男女年代別では興味深い結果も
調理用レンジでガスとIH、どちらを使う人が多い?
日本におけるガスの歴史は、横浜でガス灯が灯った1872年が起源だとされている。その後も各地でガス会社が設立され家庭でも使われるようになり、ガスは重要なインフラへと成長した。
一方で、電力で熱量を生み出し調理するオール電化の住宅も増加してきている。果たして、ガスとIHどちらを選ぶ人が多いのか。
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■ガス派がIH派を大きく引き離す
しらべぇ編集部は、全国10~60代の男女1,732名を対象に「調理用コンロ」に関する調査を実施。その結果、全体の62.0%がガス派、38.0%がIH派である回答した。
オール電化の住宅が普及しつつある現在でも、ガスコンロの人気は根強いようだ。2011年の東日本大震災以降、災害への関心が高まり「災害で電気が止まったら困る」と考える人が増えたことも、ガス派が主流の要因かもしれない。
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■10代女性、20代男性はIH派
さらに、男女年代別で見ると、10代女性と20代男性は「ガス派」が半数を下回っている。一方で、10代男性は51.9%、20代女性は63.9%と、男女の割合が逆転しているという興味深い結果となった。
一人暮らしをしている10代女性なら不安から「ガスだと漏れた時に火災が怖い」、仕事などでつい家事をサボりがちの20代男性は「そもそも調理せずにコンビニなどで済ませたい」と考えていそうだ。
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■停電時、火力からガス派強し
なお、ネット上を見ると、ガス派からは「電気のときに不便」「火力」の点からガスを選ぶ声が挙がっている。
「IHは停電の時に凄い不便。オール電化は困るだけ… ガスのままで良かったなと思うよ」
「うちIHなんだけど、ガスコンロの方が料理し甲斐があるよねー。 引っ越しの時に駄々こねたの失敗…。」
「IH使いにくいよね。ちょっとフライパン持ち上げるだけで保護回路発動して温度下がるし火力雑魚だし、ガスコンロのありがたみがよく分かった」
ちなみに、筆者は「IH」と「ガス」どちらも利用したことがあるが、ネットの声にもあったように、やはりIHは「熱量が足りない」ことが気がかりだった。
だが一方で、IHのメリットとして「掃除のしやすさ」が挙げられる。今後、熱量が改善されれば、今回の調査結果も変わってくるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名(有効回答数)