寄付2億円に迫り、久米宏も驚愕 れいわ新選組・山本太郎代表が若者に支持されるワケ
新党「れいわ新選組」を率いる山本太郎参院議員。若い世代を中心に支持が拡がっているという。
■「母子家庭・生活保護をよく理解」
30代後半の女性は次のように述べた。
「支持する理由は、太郎さん本人が経験されていない会社員、母子家庭、生活保護、といった現場の苦しみを本当によく理解されていることです。貧困やシングルマザー、障碍者の話をこの6年の議員生活でよく聞いたことが分かります。
そして、掲げる政策や貧困状況などのデータを液晶パネルに映して、素人にも分かる言葉で説明してくれることです。魅力をあげたら言い足りないので一言で言いますが、ほかの議員の街宣では1度も感じなかった魅力を太郎さんには感じました」
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■「庶民に寄り添う政治を体現」
22歳の男子大学生は次のように語る。
「山本氏を支持する理由は、庶民に寄り添う政治を体現しているからで。ゴールデンウィークから始まった全国での街宣では、人々の生活の苦しさをよく理解した上で政策をわかりやすく説明し、聴衆にマイクを渡して多くの声を拾っていました。
国内外で様々な課題が積もる中で、国民目線で何が一番重要かを理解し、消費税、奨学金、賃金など、身近の話題を選びそこにアプローチしてくれる政治家は彼の他にいません。
国民が何を求めているのかを見抜く感性がきわめて鋭い。今後より一層支持層を増やし、大きな動きを作ってくれる可能性を期待し、これからも応援していくつもりです」
■寄付金は1億9225万円を突破
参院選告示日は7月4日、21日に投票が想定されている。つまり、2週間あまりで告示日になり、選挙戦が本格的にスタートする。
山本太郎・事務所に問い合わせたところ6月15日現在で寄付金は1億9225万円を突破したという。山本氏が第一の目標にした3億円まで届きそうな勢いだ。関係者によると1万円単位で寄付する人が多いと言うが、一番多いのは数千円単位の寄付。
そのため、事務所も把握できないほど、多数の人がカンパしているのだ。2017年の総選挙では立憲民主党を手伝い、今回はれいわ新選組を手伝っている関係者はいう。
「山本太郎さんが立たなくても比例区1議席獲得が見えてきた感があります。2年前のの立憲ブーム以上のうねりを感じます。立憲はしょせん、都市型政党でしかなかったが、れいわ新選組は田舎と呼ばれる地方にも支持者・ボランティアが多数いて動いている。
東京選挙区で山本太郎氏が1議席、比例区で1議席かそれ以上をとれれば、政党要件を有し、野党間の協議にも代表を送り込めます。
山本さんはよく『デッドボールを投げに行かなきゃ』といい、ガチンコで闘う野党をつくることを目指していますが、その願いも夢でなくなってきた。
あとは、『れいわ新選組』という名をどれだけ浸透させるか。比例代表で政党名で投票する人は7割、8割なので党名新党が急務です」
久米宏や中島岳志教授が注目するほどに拡がりを見せているれいわ新選組。さて、それが議席に結びつくだろうか。
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(取材・文/France10・及川健二)