田代まさし「薬がやめられないと正直に言える地域社会が必要」 ファンからNHK出演に期待の声
『バリバラ』に出演する田代まさしがTwitterでコメントを投稿。ファンからは期待の声が集まる。
28日、田代まさしがツイッターを更新。7月4日と11日に放送される『バリバラ』(NHK・Eテレ)に出演することに対してコメントをした。薬物依存などについて語る番組にファンからは期待の声が集まっている。
■「正直に言える地域社会が必要」
昨年の24時間テレビの裏で「障害者はテレビを救う」というテーマで放送し、話題となった『バリバラ』に田代が出演することになった。
番組では、田代が「マーシー先生」として薬物依存の実体験や逮捕された時に受けたバッシング、それによって開始が遅れてしまったリハビリなどについて赤裸々に語るようだ。
出演発表の後、田代はツイッターで「次週NHK Eテレ『バリバラ』は依存症についてお勉強します! 薬がやめられないと正直言える地域社会が僕らには必要なのです! 是非観てね」とコメントした。
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■番組への期待が高まる
薬物によって過去3度逮捕されてきた田代。その危険性について身をもって体験したことを語る『バリバラ』に期待する声が多く集まっている。
「立ち直ろうとしている人、応援します。番組期待です」
「田代さんの完全復活を社会に見せつけて下さい。小道具ネタが好きでした。頑張って下さい」
「必ず見ます。マーシー、頑張ってね。応援してます!」
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■違法薬物への興味は根強い
何度も薬物に手を染めてしまい苦しんだ田代だが、実際に試さないとその大変さは分からない。違法薬物を試したいと考えたことがある人はどのくらいいるのだろうか。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,348名に「違法薬物」について調査したところ、「一瞬でも試したいと思ったことがある」という人は1割未満という結果に。
全体で見ると1割にも達さないが、女性より男性のほうが高くなっており、若い層になるとその比率が上がっている。
しらべぇでは、昨年12月、キリスト教会で行われた田代の講演を取材した。得意のギャグを挟みながらも薬物の恐ろしさをリアルに感じさせる話の中で、とくに身の毛がよだつのは、
「最初の1回目、こんなに止められない病気になると思って使うヤツはいない。『やめられる』と思って始める。俺も若い頃シンナーを吸ってたけど止められたので、覚醒剤も止められると思っていた」
という下りだった。薬物依存で苦しんだ田代の話は、ネットや本で見るより遥かに貴重な話になるだろう。違法薬物の危険性を多くの人に知ってもらえることを願う。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20代~60代の男女1,348名