タベアルキスト・マッキー牧元の弁当勝負 「とんかつ弁当」の偉大さとは
マッキー牧元氏が日々行う「弁当勝負」とは何なのか。今回は「とんかつ弁当」がテーマだ。
■とんかつは偉大
とんかつは4切れ。百数十グラムか。いつものように何もつけずに、齧ってみた。 当然衣のカリッとした食感はない。 しかし香ばしいのである。
肉はもちろん冷えきり、堅くなり、肉汁は忘却の彼方へ置き去られ、かつて豚肉であったという気配は、微かに残すのみだが、この衣の香ばしさで食べさせるのである。
ううむ。改めてとんかつという料理の偉大さに、感心をした。 ソースをかけ、蓋に絞り出した芥子につけて食べる。 うん、これならご飯が進む。 また不思議なことに、固いことによって、より肉感が増すのである。
「柔らかい」言う常套句を封じられたグルメレポーターが食べたなら、なんと言うのだろうか。 さて隣人である。 おおっ、鶏サラダである。ドレッシングをかけムシャムシャ食べ始めた。
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■マッキー氏「弁当勝負」の結果は…
これなら「勝てる」と思っていると、袋から炭水化物を取り出した。 「とんかつドック」である。 ああ、かぶっているではないか。 同じ冷えたカツなら、こちらのほうが、量、質、味のバリエーションともに上だぞ。えへん。
とんかつドック食べ終えると次に、鮭わかめにぎりを取り出したが、それを見て勝利を確信した。 今日は「こだわりのとんかつ弁当」で勝利。 いい日になりそうだ。
※2018年6月より「三元豚トンカツ弁当」に変更
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(取材・文/しらべぇ編集部・マッキー牧元)