市川海老蔵、歌舞伎界の激務を告白 「働き方改革」提言に共感の声集まる
近年注目されている「働き方改革」。しかしまだ導入の兆しが見られない業界もあるよう…。
日本における重要政策の1つとなっているのが「働き方改革」。同改革に関する法律は今年4月より順次施行されており、職場での変化に気づいた人も多いのではないだろうか。
歌舞伎俳優・市川海老蔵は11日に自身のブログにて「働き方改革」というタイトルの記事をアップし、注目を集めている。
■歌舞伎界の内情
記事の内容は歌舞伎公演を「労働」、俳優を「労働者」として説明したもの。ブログ内で海老蔵は「歌舞伎の公演は皆さまが思われている以上に重労働です」「毎日休みなく昼夜公演があるのが正常という昨今です」と、歌舞伎界の現状を語った。
七月大歌舞伎では数年前から半日休みを導入しているようだが、「1日も完全休養がない」と激務ぶりを説明している。体調を崩しても病院へ行かないで働き続ける現状に疑問を感じた海老蔵は、次の世代のためにも「変えなければいけない」と主張した。
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■海老蔵に共感する声
「健康あっての舞台」という海老蔵の主張は多くのファンから共感を集めている。ブログのコメント欄には…
「伝統のある業界だから、すぐに変えることは難しいと思います。それでもみんなの意識が変われば少しずつ良くなっていくはず。応援しています!」
「海老蔵の意見が正論だと思うな。無理は続かないはずだし、歌舞伎界も働き方を見直すべき」
「そのとおり! 昔からの習慣に縛られず、休みはしっかりとり入れるべきだと思うな」
「健康が資本の世界なので、もっとお休みを増やすべき。海老蔵さんの意見に賛成です」
など、海老蔵を応援する声が多数上がっていた。
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■働きすぎてしまう人たち
しらべぇ編集部では全国の20〜60代の有識者男女686名を対象とし、労働時間に関する調査を実施。調査の結果、19.1%の人が「自分は働きすぎ」と回答している。5人に1人が働きすぎている状態だが、働き方改革が進めばどのように数字が変動していくのだろうか。
海老蔵の指摘で過酷さが明らかになった歌舞伎業界。俳優がのびのびと演技できる環境になってほしい。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の有職者686名(有効回答数)