コロプラのスマホゲームで運営が不正行為 悪質な「課金ブースト」とは
ユーザーを裏切る行為がスマホゲーム大手企業で発覚
■課金ブーストを使い…
この不正を企画した人物は、自己負担の課金を行い、セールスランキングを上昇させること(いわゆる課金ブースト)を行おうとした。
取引会社に予算1,000万で、配信開始翌日にiPhone端末700台~1000台を使用し、一般ユーザーの動きに近い形になるよう、1台あたりの課金額を分散させることで、怪しまれないようにすることを指示。
実際には、取引会社がレンタルした端末や社用端末、役員の使用端末149台を使用し、一日のあいだに847万8,000円を課金した。結果として、一定のランキング上昇の結果が得られたという。
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■景品表示法違反の疑いも
第三者委員会は、こういった行為が景品表示法の「優良誤認表示禁止」の趣旨に反するという見解と、このような課金は、不適切な行為と評価した。
また従業員アンケートでは、「これまでにセールスランキングの操作を目的として取引先に依頼する行為等を行ったことがあるか」という問いに『ある』と答えた件数が6件あったという。
同委員会は、再発防止策として、コンプライアンス教育の徹底やモニタリングの強化などをあげている。課金者を裏切った行為は決して許されない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)