「スカートめくれてますよ!」 親切心からの声かけが招いた悲劇とは
可能であれば、周囲の人には優しく接したいもの。しかし親切心がそのまま受けとられないケースも多い。
「小さな親切、大きなお世話」や「ありがた迷惑」といった言葉があるように、善意から生まれた行為が必ずしも相手に感謝されるとは限らない。女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』では、「親切心でどこまで声かけができるか」というトピックが注目を集めている。
■親切とおせっかいの境界線
「落し物に気づかなかった相手に伝えてあげる」など、親切のチャンスは意外と多く転がっているもの。
しかしデリケートな問題に触れる場合はなかなか相手に伝えづらく、話題のトピックでは「スカートがめくれている相手に注意するべきか」という論争が盛り上がりを見せている。
多数の人が遭遇したことのあるシチュエーションのようで、「指摘された瞬間の相手の恥ずかしさを考えると躊躇してしまう」「こっそり教えられる状況なら良いけど、人前だと余計に恥ずかしい思いさせそう」など声をかけることに消極的な意見が目立った。
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■実際に声をかけた人の体験談
中には声をかけづらいことを承知で、相手にスカートのめくれを注意した勇気ある女性もいるよう。しかし必ずしも相手から感謝されるわけではなく…
「この前、『スカートめくれてますよ』と教えていた女性に対して、『何なんですか? そんなところ見て歩いてるんですか?』とキレ始める人を見ました。
すると教えた女性も腹が立ったようで、『だったら直すなよ。絶対直すなよ!』と言い返していてさらにビックリしました。でも確かに、教えてもらってそんなに文句を言うなら『直すなよ!』と言いたくなる気持ちも分かります」
といった目撃談も寄せられていた。
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■たとえ「おせっかい」でも…
親切心からの声かけは、一種の博打なのかもしれない。相手から感謝されればお互い良い気持ちになるが、相手の意にそぐわないと両者に不満のみが残ってしまう。
しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,664名を対象とし、「親切心」に関する調査を実施。調査の結果、「知らない人に親切心から声をかけた経験がある」と回答した人は全体の45.7%と判明している。
生年代別の回答結果を見ると、男女ともに50代が親切心のピークとなる模様。
100%善意からの行為でも、人によっては受けいられないもの。世知辛い話ではあるが他人に親切にするときは、ある程度のリスクを覚悟するべきかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)