「買ったらさっさと帰りたい!」 丁寧な接客サービスが逆効果に
接客業におけるサービスとは、客のためにされるもの。しかし全てが客にとってありがたいわけではなく…。
おもてなしの精神が根づいた日本では、諸外国と比べてもかなり手厚い接客サービスが受けられる。しかし、女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』では丁寧すぎる接客を巡って議論が起きているようだ。
■そこまでしなくとも…
話題のトピックで焦点が当てられたのは買い物後の「お見送り」。会計後に店員が商品を持って「お出口までお持ちします」と客を見送る流れは見慣れた光景だが、一定数の人が過剰なサービスとして捉えているようだ。
「レジから回ってくるの面倒だろうし、その場で渡せば良いと思う」「買ったらさっさと帰りたいんだけど」など、効率を重視する人からは否定的な声が多く上がっている。
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■「仕方がない」という声も
しかし中には、お見送りを擁護する声もチラホラ。防犯上の都合からお見送りを義務づけている店もあるようで…
「購入済みの商品袋の中に盗品を入れるタイプの万引きが過去に起きたため、私が働いていたショップではお見送りが義務づけられていました。なので会計後は、自然に入り口までお見送りするようにしてました」
といった体験談も見られた。「いざなくなったら、それはそれで文句言われそう」という意見も上がっており、お見送りの文化は今後も生き残っていくのかもしれない。
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■喜ばれる接客
ここで気をつけたいのは、あくまで客は「過剰なサービス」に抵抗を示しているだけということ。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,361名を対象に調査を実施したところ、「愛想の良い接客の店員に当たると気分が良くなる」と回答した人は全体の68.4%と判明。
年代別の回答を見ると、40代以降の人物は特に気持ち良く買い物ができるようだ。
「家に帰るまでが遠足」というが、ショップの店員からすると「見送るまでが接客」なのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)