「天叢雲剣で雨」は本当なのか 「私たちのときは晴れた」と美智子さま
即位礼正殿の儀での天気変化は、三種の神器の影響なのか
■太陽神と雨の神を祀ってきた日本
22日の東京は、午前中から雨。前出のヨザワ氏は、
「現在は太陽神であるアマテラスが最高神なので、伊勢神宮はじめ多くの場所で祀られているが、じつは雨の恵みを象徴する龍神も古代から各地で祀られている。
たしかに天叢雲剣は、『雲を発生させ雨を降らせる剣』とも言われており、また、『剣を持っていた大蛇は川の化身』という話もあるので、神話との関わりを考えると面白い」
と話す。
■雨のち晴れで虹が…
今回の即位礼は雨だったものの、天叢雲剣を使った儀式が「必ず雨になる」わけではない。実際、平成の即位礼が行われた、1990年11月12日の東京の天気は晴れで、神話通りではなかった。
また上皇后・美智子様は、今回の台風21号接近のニュースを見て、「あら、即位礼は“晴れ舞台”なのに、一日中“大雨”なのね。私たちの時は晴れたけど、残念ね」とおっしゃったとも報じられている。
令和の即位礼正殿の儀が始まるころには、太陽が顔を出し、そして上空に新しい時代への虹の架け橋がかかった。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)