元ソフトバンク・大場翔太、YouTubeに救われた過去 「最後の3・4年間は…」
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスなどで活躍した大場翔太さん。現在は…。
■競輪選手の試験は…
———引退後、競輪選手を目指すも、2017・18年と残念ながら不合格となりました。今年はどうなりましたか。
「今年の試験は見送りました。ならない、というかなれなかった立場なんですが、今でも定期的に練習はしてます。朝から晩までのときは、都内を時速20キロくらいで、ロードバイクを使って200キロくらい。ただ、最近は片っ端からやりたいことをやっています。
競輪の試験に1回目ダメだった時から(YouTubeに向けて)動いてはいました。1回目落ちた時から、これからを考えて、競輪目指すならYouTubeやってる場合じゃないとも思うけど、やりたいことは全部やろうかな、と」
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■本業は?
———現在はYouTubeが本業なのですか。
「いや、YouTuberとしてはまだ1円ももらえていないです。つい数週間前までは、(収益を得る審査を受けるに必要な条件)チャンネル登録者数1,000人、総再生時間4,000時間に対して、1,000人もいってなかったし、無料どころか、撮影のためにレンタルオフィス、ネカフェとかにお金を払っているくらい(損失が出ている)。
ただ、お金を稼ぎたいというより好きだからやってます。今はテレオペ(テレフォンオペレーター)と、建設業やってたので資材搬入の2社でアルバイトしてます」
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■ユーチューバー1本は厳しい?
再生回数がどの程度に達すると、月にいくら広告収入をもらえるのかなども勉強しているという大場さん。
———現状、YouTube1本でやるのは厳しい、と。
「僕とか(チャンネル登録者数)数千人の動画だと、正直今のままだと月2,000円にしかならないんですよ。ただ、動画作るのに仕事しながらも、頭の中ではYouTubeのことを考えて。
9ヶ月くらいやってるけど、これでは生活できないです。だから1本でやっていくつもりはない。これで1本やるのはプロ野球選手になるくらい難しいです。
でも面白い。1ヶ月前までめっちゃ凝って作っても、再生回数が30回くらい。最近は500回はいく。結果が出ると面白い。それでお金が出たらなお楽しいですけど(笑)」
YouTube開設当初、1,000本ほどを練習として作成し、700本は削除するといった試行錯誤を踏む。野球では努力の積み重ねでプロになったように、YouTubeでも血の滲むような努力を重ねているのだ。
【大場翔太(おおばしょうた)】
1985年6月27日生まれ/東京都足立区出身/八千代松陰高校、東洋大学を経て、2007年に6球団競合の末、ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。2015年、中日ドラゴンズに移籍。16年シーズンに現役を引退。プロ通算15勝21敗。2011年8月度には月間MVP受賞している。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)