カード手数料を利用者に負担させるのは違反? 「悪質なケースは加盟店契約を解除」
カード決済手数料に関する投稿が、今話題を呼んでいる
今、SNS上でクレジットカードに関する話題が、波紋を呼んでいる。しらべぇ取材班は、関係各所から話を聞き、真相を探った。
■カード決済に手数料請求
その内容は、「店側に『カード決済には手数料5%いただいてます』と言われたというもの。
「クレカ決済で手数料請求って違法ですよね?」と返したところ、店側は「お店のHPに手数料をいただくとの旨を記載しているので大丈夫です。こちらも忙しいので、今回はサービスしときます」と言われたという。
筆者も過去に、店から「クレジット払いですと、8%の手数料を頂きます」と言われ、それを支払った経験がある。果たして、この店側の対応は適切なのか。
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■「明らかに規約違反」
カード会社大手のJCB広報部は、取材に対して、「店側の対応は、明らかに規約違反」と言い切った。また、「クレジット払いも現金払いも同等に扱う」と規定されているという。
「これに違反している加盟店には、是正勧告を行い、従わない場合や悪質なケースは、加盟店契約を解除する」と述べた。
さらに、「5%や8%の手数料というのは、明らかに金額を上乗せしており、悪質。弊社の手数料は、平均2%程度」と話した。利用者の防御策として、「手数料を支払ってしまうと、カード会社として保証することはできない。支払う前に会社に連絡してほしい」とのこと。
ほかのカード会社、数社を取材したが、「加盟店契約条項に、『現金による販売等の場合と比べて、不利益となる取扱いを行わないものとする』と記載している」との回答があった。