藤川球児、ついに見えてきた記録 「松坂世代初の名球会」なるか
阪神タイガースの藤川球児が日米通算250セーブ間近だ。令和初の名球会の可能性もある。
阪神タイガースの藤川球児投手の名球会入りが目前に迫っている。日米通算243セーブで入会条件である250セーブまで残り7セーブで20年シーズンを迎える。
■220セーブまでは順調そのものだった
19年シーズンに16セーブをあげたことで名球会への入り口が近づいた。プロ22年目を迎える20年シーズン、あと7セーブで記録達成だ。プロ入り初セーブはあの「JFK」の一角として活躍した05年。この年は46ホールドと中継ぎとして回転した。
初セーブからわずか8シーズンで220セーブ。彼の持ち味である火の玉ストレートのように名球会まで一直線――誰もがそう思っていた。しかしMLB挑戦から雲行きが怪しくなった。
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■6シーズンで7セーブ
13年にシカゴ・カブスに移籍した藤川。初登板で初セーブを決めて日本同様の活躍が期待された。しかしこのシーズンはわずか2セーブ。大ブレーキだった。MLB通算2セーブ。藤川は15年に独立リーグ・高知ファイティングドッグスに移籍し、日本での再スタートを切った。
16年に阪神に復帰。起用方法がぐらついたせいもあって、18年まで5セーブのみ。カブス移籍前の勢いはなくなっていた。40歳手前の藤川の名球会入りを考えるファンも少なかったはずだ。