コロナ流行で東京五輪開催めぐり海外メディアが質問 IOCとWHOの発言食い違いも
東京五輪のモットー発表会見がおこなわれた。
17日、『東京2020大会モットー発表会』がおこなわれ、東京五輪のモットーが発表された。
東京五輪が世界へ発信・共有するモットーは、『United by Emotion』。「感情・感動でつながり初めて、壁の向こうを想像し、互いを認め合える。集まった人間がエモーションでつながる」といった意味が込められている。
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■選定委員の松田は…
選定委員として、競泳元日本代表の松田丈志、草刈民代、デービット・アトキンソンが発表を踏まえコメントした。
五輪に4度出場した松田は「すごくいいモットーができたと思う。五輪の主役はアスリート。結果やパフォーマンスに喜び・悔しさもあって、両方を味わった。スタジアム・会場に来る観客に感動が伝わり、ひとつに繋がると思う」と大絶賛。
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■草刈民代もコメント
草刈も「『日本の心をひとつに』というイメージで選んだ。日本人が考える、『心を一つに』と同じイメージを持っていて、ふさわしい良いものだと思う。今の日本人に合った心を見いだせればいい」と話す。
アトキンソンも「英語3単語だけで、オリパラがなにを言いたいのかを凝縮して世界に発信するのは地変なことだが、非常にわかりやすい日本らしい」と評価。
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■海外メディアから五輪開催について質問
会見後、国内メディアからモットー発表までの経緯に関する細かい質問が飛ぶなか、海外メディアは日本国内で流行している新型コロナウイルスをめぐり、五輪開催そのものについて質問した。
「14日、IOC(国際オリンピック委員会)は会見で『WHO(世界保健機関)からは東京五輪開催中止や延期について、万一の場合の計画が必要な状況ではないと助言を受けている』とあったが、同日WHOは『東京五輪の開催可否について判断する立場にない』と言っている。これ(食い違い)についてご説明いただきたい」
事務局側は「IOCの広報に聞いてください」と答えるのみにとどまった。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)