賀来賢人、恋人役の山本舞香に太鼓判 「放送後に話題になる」
ドラマ『死にたい夜にかぎって』(MBS・TBSほか)の特別取材会が行われ、主演の賀来賢人、ヒロイン役を演じた山本舞香が参加した。
■自信のなさや不安「人間らしさ」に共感
賀来いわく、浩史は「冴えない男」。そう言うと、テレビドラマに映画、CMと引っ張りだこの人気俳優である賀来とは随分ギャップがあるように思われるが、浩史には共感するところもあるという。
賀来:監督ともよく話してたんですけど、浩史は「どうせ俺なんて」ってところから、何でも入るんですよ。アスカと出会って変わってくる部分でもあるんですが、常にそういう空気をまとってる。
自信のなさとか不安とかは誰にでもあるものだし、人間らしいキャラクターなんです。その人間らしさにはすごく共感します。
アスカと一緒にいて、首を締められようがどんなにひどいワガママを言われようが、全てを受け入れるんです。浮気もされるんだけど、自分が風俗に行くことでおあいこだって。よくわからない思想の持ち主ではあるんですけど(笑)。
人を許せて、ちゃんと向き合える強さを持っているし、羨ましいというか、すごくピュアな人なんだなあと思います。
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■「私にしかできない役だと思う」
「自分がやるべき作品」と話していた山本。アスカを演じることに、特別な意味を見出している。
山本:うつ病という心の病気を少しでもみなさんに伝えられるように、さっきもお話させてもらいましたが、今の自分がやるべき役だと思いました。
うつ病のときってこうなる、手が震える、自分じゃない自分がいる。そういうところをしっかりと演じられるように、声をかけていただいた以上、私にしかできない役だと思うので。もっともっとアスカを自分に入れたい。こういう感覚ははじめてです。
毎日苦しいし、芝居をしてないときも息苦しいけど、それは今この時期に経験しておかないといけないことなんじゃないかと思うんです。この作品が終わって自分がどれだけ成長できるか自分自身も楽しみだし、共演者やスタッフのみなさんに「成長した」と思ってもらえたら、すごく嬉しいです。