新型コロナの休校で『知育菓子』が人気 商品企画担当者に事情を聞いた
クラシエフーズの『知育菓子(R)』が、今新たに注目を集めている。
“手作りお菓子”のシリーズ『知育菓子(R)』が、SNS上で盛り上がりを見せている。それも子供から大人まで幅広い世代が、作る過程を楽しむ様子や完成形の画像を投稿しているのだ。
同シリーズといえば、『ねるねるねるね』と聞くとピンとくる人も多いと思うが、こちらは数十年前から存在している商品。なぜ今、新たに注目を集めているのだろうか。
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■子供の泥団子作りから生まれた
しらべぇ編集部は、製造・販売しているクラシエフーズ株式会社マーケティング室で『ねるねるねるね』の商品企画を担当している、宮迫雅さんに取材。まずはその成り立ちから聞いた。
もともと粉末ジュースの素を製造していた同社が「粉末の技術を使って楽しいお菓子が作れないか」と考えていたところ、当時の研究者が砂場で子供が泥団子を作って遊ぶ様子に目を留めた。
そして「こねたり混ぜたりしながら遊んで作るお菓子がおもしろいのではないか」と閃き、初の“手作りお菓子”として1986年に『ねるねるねるね』が誕生したという。
以降はラインナップが増えていく中で、色が変わったり膨らんだりする変化が子供の好奇心や科学への興味を刺激し、「豊かな創造力を育める」と考えた同社。2007年に、自社の手作りお菓子のパッケージに『知育菓子(R)』を表記するようになった。
そして発売から34年を迎えた現在も、一番人気の商品は『ねるねるねるね ブドウ味』なのだという。
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■センスも養えるお菓子
今月2日には『カラフルピース きらぷるゼリードーム』も新発売。完成形はその名の通りSNSに映える美しさであり、ラッコやイルカなど海の生物を配置するバランスで、オリジナルの海のドームを創り出せるのだ。
また『おえかきグミランド』という商品は、子供たちに人気が高いグミが食材になっていることに加え、「これを作って“色の足し算”を覚えた」という声も聞かれるのだという。
子供も大人も、デザイン力や色彩感覚といったセンスを養うこともできる。じつにタメになるお菓子たちであることがわかる。