誹謗中傷者の特定や逮捕が進むネット 「匿名」と思っている人の割合は…
ネットリテラシーは上がったといわれるが…
今や老若男女が楽しむインターネット。黎明期は誹謗中傷などが横行し、荒れることもあった。しかし発信者開示請求によって投稿者が逮捕されることも増え、「ネットは匿名ではない」認識が広がっている。
4日にはタレントの川崎希をネット上で誹謗中傷したとして、中年女性2人が書類送検。警察の取り調べに対し「バレないと思った」と供述しており、「今どきネットが匿名だと思ってるなんて…」と驚きの声が上がった。
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■ネットは匿名だと思う?
そんな、ネットの「匿名性」についてどう思っているのか。しらべぇ編集部では全国の10~60代の男女1,789名を対象に調査を実施。
結果「ネットは匿名だと思う」と答えた人は30.6%。書き込みや不適切な画像・動画投稿によって逮捕される人物が珍しくない現代で、30.6%が「匿名」という認識を持っているのは、少々驚きだ。
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■年代別に見ると…
ネットを匿名と考えている人を年代別に見ると傾向が出た。
10代の割合が高く、35.1%。一方シニア世代は、割合が3割未満となっている。数多くの炎上や逮捕を見てきた世代は「ネットは匿名性ではない」と感じ、デジタルネイティブな10代は「匿名」と考えている人が多い。「怖さを知らない」からなのだろうか。