なぜ原宿駅と渋谷駅は「明朝体」でも叩かれないか 渋谷ギャルに理由を聞いた
新駅舎がとうとうオープンした原宿駅。新しい姿に慣れぬ人はまだまだ多いようで…。
■渋谷のギャルに話を聞くと…
JR渋谷駅・ハチ公口方面に着くと、渋谷駅の表記は確かに明朝体となっている。しかし「ずっと前から明朝体だったのか?」と聞かれても、即答できる人の方が少ないのではないだろうか。
そこで「餅は餅屋」という言葉に従い、記者は渋谷駅前にいるギャルたちに話を聞いてみることに。しかし、渋谷駅の明朝体表記について話を振ってみても、返ってきたのは「全然知らなかった」「気にしたこともなかった」という気のない答えばかりだった。
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■決定的な違いは…
高輪ゲートウェイ駅が開通した際に「明朝体はダサい」という意見が多数見られたが、流行の最先端にある原宿・渋谷カルチャーにどっぷりハマった若者たちは、何故この書体をスルーできるのだろうか。
恐らくこれは「原宿」「渋谷」が漢字表記であるのに対し、「高輪ゲートウェイ」は片仮名の比重が大きくなっていることに起因するだろう。明朝体は漢字やかな表記にてよく使われるが、片仮名が多い駅名を表記する際はチグハグな印象を与えてしまうのかもしれない。
また、高輪ゲートウェイ駅の看板は「緑をバックに白の文字」という印象が強いが、原宿駅と渋谷駅はシルバーを基調とした「スタイリッシュな表記のみ」ということも大きい。
もちろん「高輪ゲートウェイ」という名前に対する拒否反応が、そのまま字体の違和感へと伝播してしまった可能性も捨て切れないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)