「アイーン」は志村けんさんを意味する手話なのか 専門機関に話を聞くと…
30日、世間のニュースは志村けんさんの訃報一色に。そんな中、「志村さん」を意味する手話が注目を集めている。
■志村さんの他にも…
どうやら聞いた話によると、元陸上選手のウサイン・ボルトや元プロ野球選手のイチローなど、本人を連想させやすい動作を持つ人物は公的ではないにせよ、その動作が新たな手話となるケースも多いようだ。
より踏み込んだ情報をキャッチすべく、続いては手話の歴史に造詣の深い『全日本手話研究所』に「アイーン」の手話の歴史を聞いてみることに。
関連記事:志村けんさん“自宅前映像”に批判相次ぐ 「一番悲しむようなことするな」
■研究所の見解
果たして志村さんを意味する手話としての動作は、いつ頃から生まれたのだろうか。
所員:正式な人名ではない「あだ名」や「ニックネーム」があるように、手話の世界ではそういった表現の手話は「サインネーム」と呼ばれています。志村さんの「アイーン」も、それに当たりますね。
サインネームの数は非常に多く、時代ごとの流行や話題に応じて新たに生まれるケースがほとんどです。そのため、志村さんの「アイーン」がいつ頃からサインネームとして定着したかは…我々にも正直分かりかねます。
技術の進化や発見などに伴い、日々新しい動作が生まれている手話の世界。ジェスチャーゲームのような側面もあるが、志村さんの「アイーン」ほど、分かりやすい動作はそう多くはないだろう。
・合わせて読みたい→マツコ、志村けんさん訃報に言葉詰まらせ… 生放送で見せた姿に反響
(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)