緊急事態宣言でも通勤を続ける男性 その“理由”を聞いてみたら…
緊急事態宣言を受けて、対象地域となっている7都府県を中心にテレワーク導入に踏み切った企業は少なくなようだが……
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月7日に7都府県に対して緊急事態宣言が発令された。
企業に対してはテレワーク導入が呼びかけられているが、それでも通勤を続ける人たちがいる。彼等が、この“緊急事態”においても通勤を続ける理由について、事情を聞いた。
■緊急事態宣言でテレワーク導入進む
緊急事態宣言が発令されたことを受けて、テレワーク導入に踏み切った企業は少なくないようだ。
緊急事態宣言の対象地域である大阪府内に本社を構える企業も、しらべぇ編集部の取材に対し「週明けの13日からテレワークになる予定」であると話していた他、インターネット上でも「13日からテレワークになる」「ずっと在宅勤務がいいな」といった声が散見される。
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■テレワーク“例外”な人たち
そうした中、しらべぇ編集部の取材に対し「緊急事態宣言後も出社する予定だ」と語ったのは、神奈川県にて、人材派遣などを行う企業に勤めるAさん(50代男性)だ。
「緊急事態宣言が出たので、弊社でも13日からテレワークが導入されることになりました」とAさん。しかし、「決算業務だけはどうしてもテレワークでは上手くいかないので、担当者2名と管理職は出社します」と話す。
Aさんは管理職員であるため、表向き社としてはテレワークを導入していても、“例外”として出社しなくてはならないという。
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■約4割「平社員のままがいい」
インターネット上でも、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みとして、管理職とそうでない人たちとの対応差について、様々な声がつぶやかれている。
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代~60代の働く男女629名を対象に「職場の中で最もなりたいポジション」について意識調査を実施したところ、「責任ある要職(39.4%)」を「ヒラのまま(42.1%)」が上回る結果に。なお、「中間管理職(18.4)」が最も低い割合となった。
有事の際にこうした対応を迫られる場合もあることから、「平社員のままでいい」と考える人も少なくないのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・越野 真由香)
対象:全国20代~60代の働いている男女計629名