山形そば店の緊急SOSアカウントが話題 「客が一日に1〜2組に激減」と店主
新型コロナの影響で客が激減したことで、開設したSOSアカウントが大反響!
新型コロナ感染拡大で、人気のパスタ店が店舗を大量閉店するなど、飲食業界に深刻なダメージを与えている。そんな中、山形のそば屋の緊急SOSアカウント開設が話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、店主から詳しく話を聞いた。
■新型コロナの影響で客が激減
山形県米沢市の郊外にあり、山形県産種のそば粉「でわかおり」を使用している、創業47年の「そば処織匠」。店主は、「山のふもとに位置しているので、とにかく水がおいしい。それが、そばとつゆの旨さにつながっている」と語る。
山形県米沢市で蕎麦屋をやっております。コロナウイルスの影響で売り上げがほとんど無くなってしまい、このままではマズいと思いTwitterアカウントを開設いたしました。
店内での飲食だけでなく、生そばの配送を行なっております。興味を持たれた方はHPをご覧いただくか、お電話いただけると嬉しいです pic.twitter.com/7CSsykTLeH— そば処 織匠 (@orisho_yonezawa) April 20, 2020
根強いファンが多く、遠く福島からも客がやってくる。そんな店にも新型コロナの打撃は大きく、「売上は、通常に比べて8割減で、今は一日に1組から2組しか客が訪れない」と悲惨な状況を語った。
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■ツイッター開設で注文殺到中
そんな中、何もしない訳にも行かず、店主の娘さんのご主人から、「ツイッターに、緊急アカウントを開設してみましょう」というアイデアがあがった。もともと、店主は、ツイッターに詳しくなかったが、そんなことも言っている場合ではなく、即座に実行に移した。
すると、開設日初日に、生そばの配送申し込みが殺到したという。一箱5人前の配送セットに、200箱を超える注文が入っているという。店主は、「非常に驚いている」と語る。
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■新型コロナが落ち着いたら…
現在、注文が殺到しているため、「配送までに少しお時間を頂く」とのこと。年末の年越しそばの時期には、4,000食の申し込みがあるが、それ以降は、月に一度程度の申し込みだったそう。
ツイッターには、「営業で米沢に行くときたまに寄らせて頂いてました。歌舞伎そばセットが反則級に美味しいお店ですよね。近いうちに行きますので、頑張って下さい」といった応援メッセージも寄せられている。
最後に店主は、「配送の申し込みは、大変ありがたい。新型コロナが落ち着いたら、一番の人気メニューである天ざるそばを、是非食べに来て頂きたい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)