元局アナのお墨付き『おウチで大北海道展』が話題 「癒やしと笑顔をお届けしたい」
元局アナが「北海道の食に恩返しがしたい」と立ち上げたサイトに込めた想いとは…
■餃子10万個も過剰在庫に
シェフが作る北海道餃子の店「果皮と餡」は、北海道展などのイベントの中止によって、10万個の餃子が過剰在庫となってしまった。
全国の百貨店などから、お呼びがかかっているが、中止、延期の繰り返しで先が見通せない状況だという。担当の清野氏は、「イベントが中止になることで、その分の売上がゼロになることが辛い」と語る。
この店のぎょうざは、一般的な餃子とは全く違う。食材に十勝産豊西牛や名寄産ひまわりポーク、サロマ産牡蠣などを使用し、野菜はすべて北海道産で、にんにくは入っていない。
シェフが作る、ワインにあう高級餃子というイメージだ。「酢醤油ではなく、バルサミコソースや塩レモンオイルなどで味わってほしい」と清野氏。
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■新型コロナが売上に大打撃を
日本ギフト大賞2018にも選ばれた、しじ美シリーズ等を製造・販売する「おおぞら三昧」。しじみの煮汁を使ったしじ美醤油は、卵かけご飯にも最適。しかし、新型コロナの影響で、3月の売上が例年比6割以上減と大きく落ち込んだ。
卸しが中心の会社だが、ホテル・飲食店・道の駅での販売が不振となり、その上、物産展の中止にも見舞われた。「このサイトを通じて多くの方に、しじ美醤油の旨さを味わってほしい」と担当の川村氏。
「つらい状況だが、前を向いていくしかない」と、自分自身に言い聞かせるように語った。
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■サイトを通じて届けたいこと
国井氏は、「一般的な通販サイトは無機質になりがちだが、このサイトは想いやストーリーにこだわっていきたい」と話す。今後は、国井氏自身の食レポや、作り手の想いについての動画をアップしていく予定だ。
最後に、「緊急事態宣言で、ストレスや不安を多くの方が抱えていると思う。このサイトを通じて、北海道のおいしい・魅力ある食に出会うことで、笑顔や癒やしをお届けしたい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)