令和改元から1年、鈴木邦男氏に聞いた 「コロナ禍に天皇陛下の祈りが届きますように」
令和改元から1年、平成の時代と令和について、天皇にまつわる著書もある鈴木邦男氏に直撃した。
■沖縄への愛
−−−上皇陛下は沖縄に愛着があるようでしたね。
鈴木:素晴らしいと思いましたね。(上皇陛下が)皇太子さまのときに、沖縄行ったでしょう。火炎瓶投げられて、あれ、誰も責任とらなかったよね。普通だったら、警視総監が辞めるとか、首相が辞めるとか。それに徹底的に捜査もしませんでしたね。
あんなことされたら、他の人だったら誰だってすぐ帰っちゃうよ。たとえ首相でも誰でも。冗談じゃないよ、こんな危ないとこいてられないよって。でも上皇陛下は一切抗議もしないで、次の仕事をきちんとやられて。それはすごいなあと。
沖縄とそれから靖国に対する考えですね。宮内庁関係者に聞いたことですが、、皇居には朝日新聞、毎日新聞、日本中、世界中の新聞が来るじゃないですか、どの新聞を一番最初に読むかというと琉球新報・沖縄タイムズなんですってね。
だから沖縄のことを一番心配されてるんだと。それはありうると思うんだよね。日米戦争の時だって、沖縄だけが戦ったじゃないですか。沖縄が犠牲になったと。そういう意味で、ものすごくいたい気持ちがあるんじゃないですかね。
だから火炎瓶投げられても、それでもうやめたって帰るわけじゃないですから。それは素晴らしいと思いますね。だから、そういう方によって、日本は支えられていたんだろうなと。
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■将来への期待
−−−今上陛下も上皇陛下と同じような足跡を歩まれますでしょうか?
鈴木:幼少の頃から、上皇后陛下と上皇陛下が育てられたんです。今上陛下も秋篠宮殿下もそこはお分かりになっていると思います。それに退位する数年前から、美智子様のご助言で、三人で月に一度、会って話す機会を持たれました。
御三方とも意思疎通は全く問題はありません。陛下のお祈りもあって早くコロナウイルスが日本からなくなることを願ってやみません。
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(取材・文/France10・及川健二)