痴漢被害の20代女性が示談になった結果… 弁護士から手渡されたモノに恐怖
電車内で痴漢被害を訴えた20代女性、苦悩の末示談に応じることを決めたが、慰謝料の受領方法に仰天してしまう…
「被害者が被害を訴えにくい」とされ、後を絶たない性犯罪。中でも、電車やバスなどでの痴漢被害はごく身近に潜む深刻な問題だ。
しらべぇでは、痴漢被害を訴えた20代女性・Aさんの実体験を通じて、痴漢という性犯罪の卑劣さ、そして、実際に被害を訴える場合に大切なことについて、全3記事に渡って報じる。
性被害を訴える場合、Aさんの実体験から、被害者も弁護士へ相談することの重要性が見えてきた。
■相手が弁護士を立てて容疑を否認
電車内で痴漢被害に遭い、その場で男の手をつかんで被害を訴えたAさん。事件当日に警察署へ行った後も、仕事の予定を工面しながら数回ほど警察署へ行き、調書作成のための聴取などを受けた。
容疑者の男は事件当時酒に酔っており、事件当日は容疑を認めるような供述をしていたというが、その後の取り調べでは容疑を否認し、代理人として弁護士を立ててきたという。
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■ファミレスで弁護士と対面
相手の弁護士から連絡が来たため、ファミリーレストランにて話をすることになったAさん。
弁護士からは「容疑者はとても反省し憔悴している」「その日は会社の飲み会でハメを外してしまった」と、同情を求めるような言葉を聞かされたうえ、「慰謝料は最大で50万円」と提示されたという。
Aさんは、そのときの正直な気持ちとしては「だったら最初から痴漢をしなければいい」と、容疑者には全く同情できなかったこと、そして、たとえ示談に応じたとしても「容疑者の男からの金」を受け取ることに強い抵抗感を感じてしまったと話す。