暗闇を駆け抜けるローカル電車が美しすぎる 「不思議な世界」
ツイッター上で、暗闇の中走る、越後線の様子が「銀河鉄道」のようだと話題を呼んでいる。
新潟の酒造会社「笹祝酒造」が14日、地元を走る電車の魅力的な風景をツイートしたところ、「幻想的で素敵」「泣ける」と、ネット上で魅了される人が相次ぎ、拡散されている。
■暗闇の中、光の電車が駆け抜ける
田んぼに水が張られ苗が伸びるまでの少しの間だけ、越後線は銀河鉄道になります pic.twitter.com/4pg56y43rS
— 日本酒蔵 笹祝酒造 bamboo_celebration (@bamboocelebrat1) May 14, 2020
「田んぼに水が張られ苗が伸びるまでの少しの間だけ、越後線は銀河鉄道になります」とコメントを添え、JR越後線の電車動画を公開した笹祝酒造公式アカウント。撮影したのは、同社6代目の代表である、笹口亮介さんだ。
田んぼの水面を車窓の明かりが照らしながら電車が駆け抜ける。こうした風景に、笹口さんはアニメ『銀河鉄道999』や童話作家の宮沢賢治の作品『銀河鉄道の夜』に登場する風景と重なるところがあると感じた。
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■越後線の魅力は…
笹口さんは日頃からこの風景が大好きで、よく眺めているそう。またそんな風景以外に、途中駅である「内野駅」を通過すると乗客の方言が変わることもこの路線の魅力だという。
「内野駅を越えると建物が少なくなって、社内に光が目一杯入ってきます。外から写真を撮ると空がいっぱい広がって写るところが好きです」と撮影の楽しみ方も語ってくれた。
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■魅了された人続出
今回のツイートは、15日18時時点で3万近い「リツイート」と、10万近い「いいね」がつき、拡散されている。
リプライ欄では、「情緒的で心に響く風景ですね」「いいねを永遠に押したいくらい素敵」「この景色は心の清涼剤」と魅了された人が続出。
一方で、「千と千尋の神隠しを思い出します」「不思議な世界を稲が伸びるまでのしばらくの間、毎年見られるのですね」と、その神秘的な光景に想像を膨らませるユーザーも散見されている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)