渡辺麻友が電撃引退した理由とは 正統派アイドルという呪縛
元AKB48の渡辺麻友が電撃引退発表をした。なぜ元神7で唯一引退することになったのか。渡辺の芸能人生を振り返りつつ考察。
■正統派キャラの呪縛
しかし柏木などの前では「ぶっとびまゆゆ」でいられたということを振り返ると、AKB48が卒業後と比べても居心地がよかったと言えそうだ。
本来はオタクキャラの渡辺が、正統派イメージを背負ったまま親友もいない状況で卒業後ソロ活動をするのは思いのほか大変だったのかもしれない。正統派キャラとなったためかバラエティでの活動もあまりなく女優専業となったのも活動の幅を狭めただろう。
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◾️オタクまゆゆの解放へ
今回もSNS上では「渡辺は人間性がまともなので引退したが指原はそうじゃないから芸能界で生き残れる」というようなツイートがなされ、指原本人も対応する程の炎上騒ぎとなった。
「普通じゃ芸能界は生き残れない」というのはよくある言い回しで、これがいったいどちらを貶しているのかは微妙なところだろう。
自分を芸能界でうまく出せずうまくいかないというのは苦しいことだと思われる。芸能界を引退することで居心地のよい生き方を見出せれば何よりだ。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)