ビートたけし、逮捕された河井議員夫妻に皮肉 「伝統芸でいいじゃない」
ビートたけしが『Nキャス』で買収について「伝統芸」と皮肉を込めて語ったことが注目を集めている。
20日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしがモニター越しに出演。公職選挙法違反の疑いで前法相で衆院議員の河井克行容疑者と妻で参院議員の河井案里容疑者が逮捕されたことを特集されると、たけしが怒りを露わにした。
■「映画を見ているようだね」
番組では、騒動の内容について、夫妻の自民党や安倍晋三首相との関係性や1億5000万円もの資金提供の謎をVTRで紹介。
それが終わるとたけしは「みんな悪そうだなぁ」と一言。続けて「深作さんの映画見ているみたいだね」と『仁義なき戦い』シリーズで知られる深作欣二監督の名を上げて騒動を表現しつつ、「政党交付金って税金だろ?」と怒りを露わに。
「伝統芸でいいじゃない。足立区はみんなそうだった。伝統的で形を崩さないのは頑固でいいねぇ日本は」と皮肉を込めて語っている。
関連記事:ビートたけし、給付金中抜き疑惑に苦言 「お笑いの事務所とやってること同じ」
■公選法違反は減少
さらに番組では、公職選挙法違反件数について紹介。たけしは、「伝統芸」とジョーク交じりに話したが、実際にはそれらは減り続けているのだという。
1991年には1万件以上あったものが現在では138件と大きく数を減らしている。全てが公になっているとは言えないだろうが買収して票を稼ごうとする人はかなり減っているようだ。
関連記事:ビートたけし、吉村大阪府知事に質問 「パチンコ営業店公表はなぜ?」
■投票率の低迷
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,721名を対象に、「選挙について」の調査を実施したところ、「欠かさず行っている」と答えた人は、全体で37.4%しかいなかった。
新型コロナウイルスの対応で政治への注目度が普段より増加していた2020年の前半。
政治家でない人が政治へアプローチする手段は選挙しかない。衆院選や参院選、知事選などの選挙のときにはしっかりと政策や人柄をチェックし、投票へ向かってほしい。
・合わせて読みたい→ビートたけし、賭け麻雀・黒川検事長に皮肉 「定年にリーチかけてチョンボしちゃった」
(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)