マツコ、若者のテレビ離れを分析 「頭使うバラエティ番組は誰も見たくない」
マツコがPopteenモデルたちと中継。若者の感性を分析してテレビ離れの原因に辿り着く展開へ。
20日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)では、Popteenモデルの莉子・あやみん・ゆなたこの3人と中継。マツコ・デラックスが若者の感性を分析する場面があった。
■動画コンテンツに「ありのまま」を求める時代
莉子の無言で勉強するだけ動画、あやみんの一重メイク動画、ゆなたこの人生初の料理や眉毛処理動画を見たマツコは「そこまできたか」とショックを受ける。
「頭をヒリヒリ言わせてゴテゴテに味付けした番組は誰も見ない。ありのままを晒している動画が140万再生される」と、若者離れの激しいテレビ番組と、逆に若者に人気のYouTube動画を比較して分析。
「私達が女子高生を理解した時点で若者が欲しい若さではない」と、若者の感性に関して気付きを得た上で、「リアリティを飛び越えてこれからはリアル」と自分なりに結論を導き出す。これにPopteenモデルたちも共感した。
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■テレビを見ても暇つぶしにならない
今流行のYouTube動画の意味の無さを理解すればするほど、「テレビは意味を探しすぎ。こねくり回しすぎ」と、昨今の若者のテレビ離れの理由を実感する。
「会社や学校に行って疲れて帰ってきた人たちがね。バラエティ番組を見てもう一度頭を使うのは、誰も見たくないよ」と視聴者のニーズを理解した上で、「テレビを見ても暇つぶしにならない」と、需要を満たしていないTVショーの問題点を改めて言葉にした。
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■視聴者もマツコのテレビ論に共感
マツコが語るテレビ論はPopteenモデルだけでなく、視聴者にも響いた。
「めちゃくちゃ勉強になった。女子高生すげーな」「『勉強しなきゃ』という前のめりさが嬉しい」「リアルをTV番組で大人がやって失敗した結果がテラスハウス」など、マツコや女子高生たちの話を通じて、勉強をしたり気付きを得る声が多い。
リアリティよりもリアルの時代とは、つまり、ありのままの自分を売り出す時代。私生活の切り売りにも見えるが、それがコンテンツとして当たり前の時代がもう来ているのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)