外出時にマスクを外せないもう一つの理由 「男性に急に話しかけられて…」
現在、外出時の必需品となったマスク。感染拡大の防止以外の意味でも必要になっているそうで…
緊急事態宣言が全面解除されてからしばらく経つが、依然として猛威を奮っている新型コロナウイルス。感染拡大防止のため、外出時にマスクを着用する人が増えたが、いま、感染症対策とは違った理由でマスクを外せなくなっている人が少なくないようだ。
■自粛警察の次は…
その理由とは、「マスク警察に絡まれるリスクがあるから」というもの。
緊急事態宣言の発令などにより、外出自粛が呼び掛けられた際には、自粛に応じない人に対して私的に取り締まり行う「自粛警察」という人々が発生した。
現在はマスクを着用しない人に対し、過剰に反応して攻撃的に注意を促す人が発生し、「マスク警察」と呼ばれているという。
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■「いいかげんにして…」
22日、朝の情報番組『グッとラック!』(TBS系)では、マスクを外していた人に対する「顔に唾を吐きかける」「『ぶち殺すぞ』と暴言を吐く」といった行為も紹介された。
放送後は、「マスク警察」がYahoo!のトレンド入りを果たすなど世間の注目も集まり、「マスク警察、いい加減にしろよ」「マスク警察まだいるのか。こわいな~」と様々な意見が飛び交っている。
もちろん、多くの人はマスクをつけることの重要性を理解しており、マスク警察が注意の範疇を超えていることに違和感を覚えているようだ。
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■実際に遭遇した人の意見は…
そこで、実際にマスク警察と遭遇したという20代女性に話を聞いた。
女性曰く、気温が高い日に自転車で最寄りのショッピングセンターに行った際に「入店したときに、少しほてって息苦しかったのでマスクをずらしていたら、すれ違った高齢の男性から『マスクちゃんとしないと!』と注意されました」とのこと。
テレビやネットの一例として紹介される過激な口調ではなかったそうだが、「正直急に話しかけられてびっくりしましたね…」と軽くショックを受けたと胸の内明かした。
もちろん、マスクをしっかりと利用することは大切だが、気温が高まり熱中症のリスクもある今、「しっかりとマナーを守った上で着脱するのが重要」ということが周知されることを願いたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・根室 ひねき)