小池百合子、ホストクラブへの法的措置も示唆 「国と連携して…」
東京都の小池百合子知事が30日、緊急会見を開き、ここにきて再び急増している都内における新型コロナウイルス感染について言及した。
東京都の小池百合子知事が30日、緊急会見を開き、ここにきて再び急増している都内における新型コロナウイルス感染について言及した。
■緊急事態宣言解除後、最悪の数値に
5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、新規感染数は増加傾向にあり、5月31日に5人を記録した後、6月14日には47人、7月1日には5日連続で50人を超す数値となる67人と発表された。
特にホストクラブといった夜の繁華街や、メイド喫茶といった3密が避けづらい空間で複数の感染者が確認されており、対策が急がれている。
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■モニタリング体制を転換
小池知事は、これまで行ってきた営業や外出の自粛緩和や再要請の目安とするモニタリング指標から、「医療の需要を示す『感染状況』、医療の供給を示す『医療提供体制』、この2つの区分を専門家にも分析してもらいながらモニタリングしていく」と、転換を明らかにした。
また、週に1回ペースで「モニタリング会議」を開催し、「専門家の意見も取り入れながら分析を進めていきたい」と説明した。
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■ホストクラブなどへ「法的措置」も
また、陽性者数が増加傾向にある現在の状況について、「先週末から、新規陽性者数が50人を超える日が続いている。いわゆる夜の街関連の方々や、若い世代の感染が顕著。患者数が急増している状況は3月下旬以来となるが、その時と比べると医療提供体制は十分確保されているが、今後の動向については警戒していかないといけない」と語気を強めた。
ホストクラブなど、ナイト系の飲食店での感染が止まらないことについて、「法的な措置の検討なども含め、国と連携してまいりたいと考えております」と、今後厳しく規制していく可能性を示唆した。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生)