人気すぎて本屋にないマンガ『カッコウの許嫁』 爆速スタートの理由を分析
『ヤンキー君とメガネちゃん』『山田くんと7人の魔女』などで知られる吉河美希先生の新作マンガ『カッコウの許嫁』が異例の人気。その理由を分析。
■吉河作品らしいヤンキーネタ
『カッコウの許嫁』に話を戻すと、吉河作品の定番と言える「ヤンキーネタ」がいい味を出している。
『ヤンメガ』はタイトルにも入っていたり、『やまじょ』では強面でヤンキーに勘違いされがちな主人公……という使われ方で、それらも十分笑いとして機能していたのだが、『カッコウの許嫁』では見た目卑屈なガリ勉主人公がケンカ最強。第1話からひょろ腕に似合わぬ腕っぷしの強さを発揮してくれる。
卑屈な性格の主人公というのは、2000年代のラノベの影響で増えた印象のキャラ造形だが、読者としてはウジウジしすぎて好きになりにくい面もあった。しかし、そういう意味で本作の主人公・海野凪はわりと爽やかなキャラクターなのだ。
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■1巻入手困難の中、2巻が発売間近
さて、そんな本作は、いまだ第1巻が書店で入手困難となっている中、今月17日に第2巻が発売される予定だ。
多くの注目を集めている作品であり、今後巻数が進めばアニメ化やドラマ化される可能性も非常に高いのは間違いないので、気になる方はぜひ手にとってみてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)