セルフレジでレジ袋のお金を払い忘れたら… 罪が成立する条件に注意
7月1日から全国的に施行されたレジ袋の有料化。セルフレジでもスキャンし忘れたら罪が成立する?
いよいよ1日から実施されたレジ袋有料化。スーパーでは以前から有料化していたところも少なくないが、今後は大手コンビニエンスストア3社も対象になる。
■セルフレジでもスキャンが必要
レジ袋の有料化は、セルフレジも例外ではない。しらべぇ編集部が訪れた『ファミリーマート』には、バーコードが印字されたレジ袋が用意されており、セルフで会計する際にもお金を支払えるよう工夫が施されている。
しかし、インターネットを見てみると「セルフレジだとレジ袋そのまま持っていく人増えそう」と、お金を支払わずにレジ袋を利用する人が増えるのでは、といった懸念が広がっているよう。
もし、レジ袋が有料と知りながら、セルフレジでスキャンしなかった場合、万引きにあたるのだろうか。レイ法律事務所の阪口采香弁護士に話を聞いた。
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■故意があると窃盗罪が成立
阪口弁護士によると、「万引き罪」という犯罪はないが、刑法上は「窃盗罪」(235条)に該当すると語る。レジ袋が有料であると認識しているにも関わらず、故意にスキャンしなかった場合は窃盗罪が成立するようだ。
店員からレジ袋をスキャンするように注意されても従わなかったり、一度注意されていながら何度も同じことを繰り返すと、「故意がある」と言いやすくなるとのこと。