室井佑月氏、クラスター発生の病院は「責められるべき」発言が物議
『ひるおび!』に出演した室井佑月氏。クラスターが発生した永寿総合病院についての発言が物議を醸している。
2日放送の『ひるおび!』(TBS系)に、作家の室井佑月氏が出演。新型コロナウイルスのクラスターが発生した永寿総合病院について発言し、物議を醸している。
■タイミングの遅れが原因で発生
番組では、集団感染が起きた永寿総合病院の会見について特集。厚生労働省の報告書によると、最初に陽性が判明した2人を起点に、3月14日には感染拡大が広がっていたとみられるが、それに気が付いたのは20日頃。湯浅祐二院長は、感染が広がった理由として「新型コロナを疑うタイミングの遅れ」をあげている。
起点となった患者の1人は、3月5日頃から発熱と食べ物が気管に入る誤嚥を繰り返していたため、当初は「誤嚥性肺炎」と診断。2週間以上経過した21日にPDR検査を実施したという。
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■室井氏「病院側は反省すべき」
湯浅院長は反省点として、マスク着用や手指の消毒など基本的な感染予防が不十分だったことや、休憩室などが密な空間だったことをあげる。また、永寿総合病院に務める看護師らに対する差別が相次いでいることも明かした。
これを受けて、室井氏は医療現場で働く人々や、新型コロナ患者は被害者であり、責めてはいけないとしながらも、「こういう美談を出してきて、病院は熱が出た人たちが行ったりするわけだから、こんなにコロナの患者を出しちゃったということは、やっぱり責められるべきで、病院側・経営者は反省すべきなんだよね。なんかちょっとすり替えっぽく感じる」と私見を述べた。