熊本市長、コロナ感染者への厳しい声に苦言 「もし自分が感染したら…」

熊本市長がツイッターで、「コロナウイルスの感染者もウイルスの被害者」だと呟いた。また感染者に「配慮」するよう呼びかけている。

2020/07/23 20:20


新型コロナウイルス・COVID-19
(画像提供:アメリカ国立アレルギー・感染症研究所)

新型コロナウイルスの流行は広がりを見せ、22日には全国で790人以上の感染者が確認された。一部地域では感染者に対し誹謗中傷が行われているという。

そんな中、熊本市の大西一史市長が自身のツイッターを更新し、感染者への厳しい声に苦言を呈した。



■「感染者の方々もウイルスの被害者です」

大西市長はツイッターで、「感染者に対して厳しい声がありますが、感染者の方々もウイルスの被害者です」と投稿。「色々な事情で移動せざるを得ない方も多いので、そういう方々への人権にも配慮が必要です」と意見を述べた。


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■感染者への誹謗中傷

大西市長は続けて「もし自分が感染し、厳しい言葉を浴びると思ったらやはり辛いと思います」と正直な気持ちをつづった。最後には「感染予防に注意しながら、感染した方の回復を祈りましょう」と呼びかけている。

一部地域ではコロナ感染者への風当たりが強いという。例えば徳島市は4月23日に公式サイトで「感染者や関係者へのプライバシーの侵害」が起こっていると報告した。また佐賀新聞は7月15日に「県内でも感染者や家族が特定されたり、中傷を受けたりする事例がある」と報じている。

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■共感の一方で厳しい意見も
ツイッター誹謗中傷熊本県市長新型コロナウイルス感染者
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