マスクの転売規制、継続を切望する声が相次ぐ 「何とかしてほしい…」
政府が、今年3月から施行しているマスクの転売規制を廃止する方針であることが報じられ、不安の声が高まっている
■転売規制の継続を求める声
マスクの転売規制は、国民生活安定緊急措置法に基づくもので、その第3条2項には、「前項に規定する事態が消滅したと認められる場合には、同項の規定による指定は、解除されるものとする」とあり、事態が解消された場合には、規制を廃止する必要があるのだ。
しかし、マスクの供給はコロナ禍以前の状況に戻ったとは言い難いこと、第2波への懸念も高まっている状況などから「規制がなくなればまた転売ヤーが買い占め&高額転売する→品薄になって皆が困ると予想してしまう」「いま規制を廃止してもこの先まだ転売規制の措置が必要なときがくる」など不安の声が続出。
また「転売を規制されて困るのは転売ヤーだけ」「マスクに限らず古物商資格のない個人による高額転売全般を規制してほしい」「転売は何とかしてほしい」と、マスクに限らず転売行為自体を規制してほしいと訴える声も相次いでいる。
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■約6割、転売ヤーの全面規制を切望
コロナ禍において、社会を混乱に陥れた「転売ヤー」の存在。しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女1,880名を対象に、転売に関する意識調査を実施したところ、全体で6割以上もの人が「『転売ヤー』を規制するべきだと思う」と回答している。
マスクに限らず、定価より高値で売る転売行為自体を法律で規制してほしいと、多くの人々が切望している状況がうかがえる。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)