田村淳、遺書動画サービスに込めた思いを告白 「死をタブー視するのではなく…」
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が、遺書動画サービス「ITAKOTO」の発表会見を開いた。
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が6日、自身が手がける遺書動画サービス「ITAKOTO」のオンライン発表会見に登場。
「人はいつか必ず死ぬ。死はタブーではなく自分の身に起こることとして考え、死について話してもらえたら」と、開発に込めた思いを明かした。
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■遺書を動画で届ける
専用のアプリを立ち上げ動画を撮影し、家族などに動画という形で遺書を伝える今回のサービス。動画はURLとして、送りたい相手に届けることができる。
淳は動画にこだわった理由を「メッセージを撮影することで、画面を通して自分自身を客観的に捉えることができ、自問自答して湧き出てきた大切な言葉を相手に届けられる」、さらに「贈る相手に手紙だけだと伝えられない表情、声質、言葉の温度など様々な情報を伝えることによって、相手に深くメッセージを届けられる」と強調して説明した。
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■「イタコ」に感化され…
現在、慶応義塾大学大学院で遺書について研究している淳。「ITAKOTO」の名前は、死者を降臨させ、残された人々にメッセージを伝える巫女「イタコ」から。
かつて参加した番組のロケで、死者をイタコの身体に呼び戻し、残された人の前でメッセージを話す様子を目の当たりにしたことを回顧しつつ、遺族が涙を流す姿に感銘を受け、今回のプロジェクト名に採用したと明かした。
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■母親に勧めたら…
淳は、若い頃から母親に「なにがあっても延命治療はしないでほしい」と頼まれたといい、「母ちゃんの意思を受け継いでいる」と語る。
母親にもサービスを勧めたところ、「フラフープを100回まわした動画」を撮影していたという。「意味をなさない動画だけど、もし母ちゃんが亡くなった後に、その動画を見て、泣いたり笑ったりして、また明日も頑張って生きようと思えるのでは」と話した。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)