吉村大阪知事に複数の医療団体が怒りの声 「混乱に陥れたことを真摯に受け止めよ」
大阪府吉村知事の発言に対して、複数の医療機関から怒りの声。その真意とは…
■歯科医療には不可欠なもの
また、大阪府歯科保険協会の小澤理事長は、「医療機関と府民を混乱に陥れたことを真摯に受け止めよ」という強いメッセージを出した。
歯科医療現場では、イソジンガーグル液(ポビドンヨード)は抜歯した際、抜歯創の感染予防を目的に使用されており、歯科医療には不可欠な医療用品だとしている。
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■生産が追いついていない状態
担当者によると、現在、歯科医療機関から、「うがい液が入手できなくなった困っている」との相談が相次いでいるという。卸問屋のうがい液の在庫が、底をついてしまっている状態で、新規の医療機関からの注文受付を停止しているところもある。
このような状況に対して、イソジンガーグル液を発売しているシオノギ製薬広報は、しらべぇ編集部の取材に対して、「新型コロナの影響で、工場がフル稼働していたが、今回の発言で、さらに注文が増えた」。
「結果として、生産が注文に追いついていない状態。今後の見通しについては、順次出荷していくとしか言えない」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)