元ベイビーレイズJAPAN大矢梨華子 「アイドルだったから歌える歌詞がある」

1stミニアルバム『一恋一会』をリリースした大矢梨華子にインタビューを実施。アルバムに込められた想い、シンガーソングライターとして曲を作り歌っていく上での気持ちの変化など話を聞いた。

2020/08/13 09:40



■「恋ってなんなんでしょね?」

大矢梨華子

―――「僕はまだ恋を知らない」から始まり、「恋ってなんなんでしょね?」で終わる今回のアルバムを聴いて、僕も「恋ってホンマになんなんやろ?」と改めて思いました。

大矢:私は今年24才になるんですけど、もし普通に生活してたら「恋ってなんなんでしょね?」って思わなかったかもしれないというか、元アイドルだからこそ歌える歌詞なんじゃないかなと思っていて。


恋についての気持ちを改めて口に出すということは今までしてこなかったんですけど、そこも包み隠さず、「ほんまになんなんやろ?」みたいな(笑)。私の口癖の「なんなん?」を冒頭に入れているんですけど、今も変わらず純粋な疑問ですね。


―――曲を聴いたとき、最終的に恋がいったい何なのかの答えは出たのかなと思っていたんですけど、やっぱり今もまだ「なんなん?」って感じですかね(笑)?

大矢:出てないですかね。“何万回だって出会ってくれるかな”ってくらい出会ってほしい相手だと思っているのに、でも最後に“恋ってなんなんでしょね?”って歌ってて、「知らんのかい」ってズコーってこける感じです(笑)。


私には一生わからないまま永遠のテーマになっていくような気がするんですけど、何万回でも出会いたいくらい好きになる人を探していって、人生の最後に「恋ってなんやったんやろう?」って言いながら死んでいくかもしれないですね(笑)。


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■いろんな愛をひっくるめたラブソング

大矢梨華子

―――金田さんも「手元から離れたら、あとはファンの方が曲を育ててくれる」とおっしゃっていたように、最終的には聴いた人が自由な受け取り方をして曲は完成すると思うのですが、リスナーの手元に届く前に、最後に大矢さんが一言添えるならどんなメッセージを伝えたいですか?

大矢:『一恋一会』の中に「恋」って入ってるように、ラブソングをテーマに作ったアルバムなんですけど、恋愛だけじゃなくて、ファンの方、友達、家族、一緒にお仕事をさせていただく方々からいただく愛とか、いろんな愛をひっくるめたラブソングが入ってるんです。


なので、タイトルを見たときに「あっ、自分には関係ないかもな」と思う方もいらっしゃるかもしれないんですけど、そうではなくて、本当にたくさんの愛を受けてできた一枚ですし、その愛をみなさんに届けたいと思って作ったアルバムなので、一回手にとって聴いていただくと「そういうことか!」と好きになってもらえるのではないのかなと思います。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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