ビートたけし、渡哲也さんとの思い出語る 「いると若手の役者が気合入っちゃう」
『Nキャス』で渡哲也さんの訃報を聞いたたけしが偉大でカッコ良すぎるエピソードを語った。
15日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしがモニター越しに出演。俳優の渡哲也さんの訃報を報道すると、たけしが渡さんとの思い出を語った。
■「渡さんクラスがいると若手の役者が気合入っちゃう」
自ら主演と監督を務め、2001年に公開された映画「BROTHER」に渡さんが出演したときのことを語るたけし。
「本当に衣装さんが泣いてましたね。渡さんの和服なんだけど、『最高のやつ』って言ったら大島紬のものすごい生地を用意して、ギャラより衣装のほうが全然高かったという…」としつつ、「やっぱり貫禄があった」と振り返った。
さらに「渡さんクラスの役者が座られちゃうと、若手の役者が気合入っちゃって。怒られたくないから熱が入るんですよ」と圧倒的存在感で環境を変えていたことも話している。
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■何気ない気配りも
続けて、渡さんからひとつ芸能界で教わったことがあるというたけし。「お店で若手の芸人がいたら、先に勘定払って帰っていく」とその内容を明かした。
たけしがプライベートでも仲良くしているラグビー元日本代表の松尾雄治氏の誕生日を店で祝っていると渡さんが店にやってきたことがあったという。
「『今日、松尾雄治の誕生日です』って伝えたら『そうですか』と言って帰って行ったんですよ。俺らも帰ろうかって言っていたら、店のオヤジが花束と飲み代を全部渡さんが払ったって。松尾君おめでとうって花まで届けてくれた」とカッコ良すぎるエピソードを語った。
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■後輩に奢る人は4割
何も言わず全て奢るという豪快で男前な行動を取っていたという渡さん。そんな渡さんのように後輩の食事代を奢るという人もいるのではないだろうか。
しらべぇ編集部が後輩がいる男女760名を対象に調査を実施したところ、全体の43.2%が「後輩と食事した際に奢る」と回答した。特に30歳代以下は一気にその割合が下がっており、「後輩に奢る文化」は徐々になくなっているのかもしれない。
渡さんの役者としての偉大さとカッコ良すぎるエピソードを語ったたけし。様々な話を聞けば聞くほど、惜しい人を亡くしたとつくづく実感させられる。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20~60代男女760名(有効回答数)