足立区の池でカミツキガメ放流騒動が勃発 職員15人で大捜索する事態に
都内の池にカミツキガメ出没かと一時騒然。炎天下でマスクをつけて捜索活動が…
お盆の最中都内の池に、カミツキガメが放流されたという情報が寄せられた。そのため、炎天下の中、区職員などが大捜索をする事態になったと話題だ。しらべぇ取材班は担当者から詳しく話を聞いた。
■攻撃的なカミツキガメ
東京都環境局によると、カミツキガメの原産地は、カナダ南部から南アメリカ大陸の北西部。甲羅の長さは最大約50cmで、四肢は強靭で頭部が大きい。雑食性で昆虫類、甲殻類、貝類、魚類や両生類のほか、鳥類や小型哺乳類の死体、水草まで食べる。
陸上に上がった個体は攻撃的で、首の伸びが素早く、大型個体にかまれた場合は大怪我が想定される。東京都内で見つかっているが、繁殖については未確認で、千葉県、静岡県で定着が確認されている。
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■販売・譲渡・遺棄などが禁止
動きは極めて素速く、本気を出せば人間の指を簡単に食いちぎることもできるという。2005年に特定外来生物に指定されたため、輸入、飼育(施行前から飼育されていた個体は登録すれば飼育可能)、販売、譲渡、遺棄などが禁止され、違反した場合は「外来種被害防止法違反」となる。