ポスト安倍の座争う3候補が討論会で激論 そのさなか愛妻家らしい一言も

自民党総裁選挙公開討論会が行われ、石破茂、菅義偉、岸田文雄の3候補が激論を交わした。

2020/09/09 19:00


 

■少子高齢化を止める施策

少子化に歯止めがかからないことについて質問が飛ぶと、石破氏は「理由は3つだと思う。結婚する人が減った。する年齢がどんどん遅くなった。そして出生率が高いベスト10は香川を除く9県が山陰、九州、沖縄であり、一番低いのが東京であること。なぜそこに人が集まるのか、原因があるはずだ」と言及。

続けて「宮城が全国45位、46位であるのは、仙台への一極集中が進んでいるから。すべてに理由があるのであって、一つ一つ解明していってそれを解決していくことだと思っている。無痛分娩、不妊治療にも力を尽くしていかなければならない。できることはたくさんあるはず」と説明し、それを実現するためにも地方創生が大事だと説いた。


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■妻へのメッセージ

菅義偉

菅氏は「昨年消費税を引き上げ、その約2兆円で幼稚園、保育園、保育所、大学、専門学校の無償化を進め、子育ての経済的負担軽減を進めた。また、男性の育児参加を促進するため、国家公務員については育休を1ヶ月以上とることとした。待機児童問題に終止符を打つと同時に、子供を産むハードルを下げるべきだと思っている。出産を希望する世帯を広く支援するため、不妊治療の保険適用も実現したいと思う」と、思い描く施策を訴えた。

岸田文雄

岸田氏は「社会全体を変えていかなくてはいけない課題。そのため様々な切り口を合わせていく。育休などの環境整備、保育所などの受け皿の整備、出産費用を実質ゼロにする後押し。こういったことが重要だ。結婚についても自治体とNPOが協力して後押ししていきたい」と具体策を示した。

石破茂

さらに「活動を支えてきた奥様への感謝の言葉はあるか」と質問が上がると、石破氏は「素敵な人です。私にとって無くてはならない人」と触れた上で、選挙戦での献身的なサポートを回顧しつつ「本当にありがたい妻です」と語った。菅氏は「今回の総裁選の支援を取り付けるのに一番苦労したのが家内」と打ち明け、岸田氏は「毎日電話を欠かさない」関係だとした上で、「これからも大事にしたいと思っている」と愛妻家な一面を見せた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生

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