「出産費用ゼロ」に注目集まるも… 働く女性からは「焼け石に水」と総スカン
総裁選に出馬する岸田文雄政調会長が、少子化に対する自身の考えを表明。指示する声が上がる一方で「不十分」と指摘の声も少なくない。
■世の女性は「焼け石に水」とバッサリ
しかしトレンド入りという盛り上がりぶりと裏腹に、ユーザーの意見には冷静なものが多い。
「出産は別に良いんだよ。問題は産んだ後でしょ」「正直、これだけでは焼け石に水」「出産費用ゼロになったからって産む人増えるかな? 必要なのはその後の生活の支援では?」といった具合に、「出産」そのものでなく「育児」や「教育」周辺に関する支援を望む声が非常に多く見られた。
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■働く女性に話を聞くと…
子供を保育園に通わせながら働く現在はシングルマザーの女性に「出産費用ゼロ」に関する意見を聞いてみると、渋い表情に。
「日本の女性が子供を産むことをためらうのは、お金の問題だけではないかと…」と前置きし、産後で心身ともにボロボロの状態の母親が何もかも犠牲にし、24時間一人で子育てをしているケースがいかに多いかを語ってくれた。
保育園に落ちることも考えられるうえ、産後の職場復帰も難しい日本の現状では、「子供を持つために女性が犠牲にしなければならないものが多すぎる」と強く感じているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)