新生「国民民主党」代表に玉木雄一郎氏 立憲的憲法改正案が目玉

改憲案を出せなかった立憲民主党を見限った小林よしのり氏。『ゴー宣道場』で国民民主党・玉木雄一郎代表が語ったのは…。

2020/09/16 09:20


玉木雄一郎

13日(日)、新橋のビル会議室。漫画家の小林よしのり氏が定期的に開いている『ゴー宣道場』に、ゲストとして国民民主党の玉木雄一郎代表と同党所属の山尾志桜里衆院議員が招かれた。


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■立民を見捨てた小林氏

小林氏は冒頭で「立憲民主党にはガッカリした。あれは左翼政党。リベラルですらない。そのうち、辻元清美が代表になりますよ。わしはもう見捨てた」と発言した。

小林氏といえば立憲民主党の結党に関わり、2017年の総選挙では立憲民主党を全面的に応援した。なぜ、その小林氏が立憲民主党を見捨てたのか。『週刊SPA!』に連載している『新ゴーマニズム宣言』を読み進めるとその理由が分かる。

小林氏は、「現在の日本国憲法は死文化しており、絵に描いた餅になっている。権力を憲法で縛るという立憲主義が貫徹されていない」と主張。

そこで、米国に追従して戦争に自衛隊を送ることのないような、官僚による忖度政治が行われないような権力に縛りをかける立憲的改憲が必要だとし、山尾氏も提案していた。


関連記事:国民民主党が分党して立憲民主党と新党結成へ 総選挙前に野党の再再編もありうるか

■教条主義的護憲ではなかったはずが…

2018年5月3日の憲法記念日に行われたゴー宣道場の拡大版には、立憲民主党の枝野幸男代表がゲストとして登場した。

そこで、枝野氏は「憲法論については、山尾さんが言うことと私の言うことはほぼ一緒。立憲民主党は『我々は護憲ではない。かといって安倍みたいな改憲にも絶対反対』ということで、護憲ではないことを常に強調しています。そのことを前提に党を旗揚げしているし、それを理解していただいて集まっているので、教条主義的護憲はいません」と発言。

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■改憲案出せなかった立憲民主党
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