新生「国民民主党」代表に玉木雄一郎氏 立憲的憲法改正案が目玉

改憲案を出せなかった立憲民主党を見限った小林よしのり氏。『ゴー宣道場』で国民民主党・玉木雄一郎代表が語ったのは…。

2020/09/16 09:20



■同性婚やデータ基本権の検討も

国民民主党

大会後の代表会見でフリー記者から「憲法改正の内容はどのようなものになるのか?」という質問が投げかけられた。

玉木氏は「これまでの議論の積み重ねがありますので、第八章の地方自治であるとか、憲法24条の『婚姻は両性の合意のみに基いて成立し』とありますが、LGBTの方や同性婚を望まれる方がいるので、『両性』を『両者』に変えたほうが憲法上も同性婚が可能になる」と説明。

さらに、「他にも憲法裁判所の設置とか解散権の制約、憲法53条の臨時国会の開会要求したときに期限が定められていないので、20日以内にするとか憲法19条でデータ基本権をうたうとか、草案となれば体系だったものにしたい。前文は維持して序文を追加することも考えている」と述べた。


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■「年内に改憲草案まとめたい」

玉木氏は、「野党から体系立った改憲草案というのは出されたことがありません。野党時代に自民党改憲草案が出されましたが、はっきりいって出来が悪い。しっかりした理念に基づく、そして新しい時代を先取る憲法改正草案を世に問いたい。それをもって全国をキャラバンしたい。時期は年内にはつくりたい」と語る。

国民民主党は立憲民主党との差別化として、「政策提案型」と自らを規定。提案の目玉が立憲的改憲草案をつくることだ。それがどのようなものになるのか。要注目である。

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(取材・文/France10・及川健二

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