いきなり価格破壊した無印良品のTシャツ、着てみてわかった「8割引」の理由
無印良品で長年販売されている「圧縮Tシャツ」。気がつくとなんと80%オフ商品になっていた…。
■ぶっちゃけ、問題点も…
広げていくと問題点が見えてきた。
たしかに携帯性は最高だ。しかし最初に気になったのは、全身についたシワ。シワ加工を施したTシャツと思えば気にならないが、さすがに買いたてTシャツのシャキッとした感じは皆無。
後々一回洗濯をかけると幾分か改善されることは確認されたが、開封直後はこの形状を我慢しないといけない。
さらに、普段Lサイズを着ていることから同サイズを購入したが、着た感じはS寄りのMといった感じでかなり小さい。薄手の生地で、その上伸縮性、フィット感があるため、まるでボディコンのようにボディラインが丸わかりになる。記者のわがままボディがさらに強調され、このTシャツだけで外出することは難しそうだ。
Yシャツなどシャツのインナーとして着用することも考えたが、このシワシワ、ゴワゴワ状態ではアウターをだいぶ邪魔してしまうことは明白。用途はだいぶ限られるかもしれない。
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■やっぱり非常時用か…
公式では「旅に、おでかけに」と利用シーンを紹介。しかし、圧縮時はスペースをとらない利点があるが、開封してしまうと元の形には二度と戻らない。つまり、旅行に行く前と帰る時で、衣類の容積が変わる可能性を孕んでおり、開封後のサイズを考慮しておかないとスーツケースを圧迫することもありそう。
そう考えると、①部屋着として着ること ②非常時の衣類として着ることがメインになる。
現にネット上では「出た時はワクワクしたけれど、どこで使うのか思い浮かばなかった」「着用画像見てああ〜ってなった」「乳首すけそう」とやや不安がる声のほか、使い方として「災害時に便利かもしれませんね」「使い捨てがよさそう」と、イレギュラーな例を挙げている声が多い。
ここにきて急な割引を行った理由は明らかにされていないが、あまりに利用シーンが限定的過ぎて、定番商品になり得なかったことがだいぶ影響していそうと感じた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)