『とくダネ』小倉智昭、定額給付金追加案を疑問視 「おかしいでしょ」
『とくダネ!』では、定額給付金の追加支給案について議論に。番組MCの小倉智昭のコメントに注目が集まった。
15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、定額給付金の追加給付案について特集。これを受け、番組MCの小倉智昭の追加給付案を疑問視するコメントに、視聴者からは大きな反響が寄せられた。
■給付金追加案に疑問
菅義偉首相は14日、自民党の長島昭久、武部新両衆院議員らと首相官邸で会い、国民一律5万円の定額給付金支給を盛り込んだ追加経済対策を求める要望書を受け取っており、前向きな姿勢を見せている。
追加給付案を受け、政治学者の三浦瑠麗氏は「結局、人気取りの側面もある。自民党の中でもやり過ぎの声が多いんですけど、誰もブレーキを踏まない」と批判的な様子。すると、小倉は給付金支給にある程度の制限を設けるべきと考えているらしく、「定額給付金ってのは、(政策として)非常に良かったと思ってるのかね? おかしいでしょ」と苦言を呈した。
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■古市氏は「未来の借金」と説明
社会学者の古市憲寿氏が、「出どころは、未来の借金なわけで、結局、国民が払うことになりますからね」と説明すると、「みんなが負担するからね…」と相槌を打っていた小倉。
ツイッター上には、「納得できるけど、お金は欲しいな…」「最終的には税金が増えるんだもんね」「10万の時は自粛期間だったからな。今とは情勢が違うのかも」といった視聴者からの声が多数寄せられている。
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■新型コロナウイルスの影響で収入が減った人は…
また視聴者からは、「給付金に救われたから小倉さんのコメントには賛同できないな」といった声もチラホラ。ちなみに、しらべぇ編集部が全国10〜60代有職者の男女827名に調査したところ、全体の32.8%が「新型コロナウイルスの影響で収入が減った」と回答している。
新型コロナの影響で収入に大きな痛手を負った人は少なからずいる。今後どのような対応が取られるのか、注目が集まるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)
対象:全国10代~60代有職者の男女827名(有効回答数)