80年代を愛しまくる謎のユニット「ザ・リーサルウェポンズ」 運命の出会いは居酒屋だった
ザ・リーサルウェポンズが30日には2ndシングル「特攻!成人式」をリリース。MVもこだわりがありすぎて…。
■「ヤンキー文化なんてないよ」
そしてメジャー2ndシングル『特攻!成人式』は、9月にリリース。成人式の日程とはだいぶ離れていたが、これはどう言う経緯で制作することになったのだろうか。
アイキッド:綺麗事から言うと…来年って成人式がないかもしれないじゃないですか…だからせめて雰囲気だけでも味わってもらえたらって。でも、じつは「地方の教育格差は収入格差や学歴格差に繋がっているよね」みたいな裏テーマがあって…。
———かなり重い裏テーマがあったのですね…。ちなみに、アメリカではこういったヤンキー文化はありますか?
ジョー:ヤンキーはオンリージャパンだね。だから歌詞の「バリヤベェ」「マジうぜぇ」「いかちぃ」とか最初は全然意味がわからなかった…。先生にどういう意味ですかって聞いたら「覚えなくていいよ、全部同じだよ!」って。
アイキッド:そうそうそう(笑) 言葉足らずなんですよ。
さらに、歌詞カードにまでこだわりがあるという。
アイキッド:じつはこの作品の歌詞カードはツテを伝ってガチのヤンキーの人に書いてもらっているんですよ。
マネージャー:ちなみに、そのヤンキーの人も「ヤンキーを意識して書いた」って言ってました(笑)
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■3rdシングルはどんな曲?
———そして3ヶ月連続のリリースの第三弾にあたる3rdシングル『押すだけDJ』が28日にリリース開始されますね。どのような楽曲でしょう?
アイキッド:機材の発展が目覚ましいDJギア業界で、タッチでポンじゃないけど再生ボタンと横フェーダーだけで、DJをやっているふりをしている人のことを声高らかに……優しく愛で包んだ曲です。
———最後急にシフトした感じが…(笑) では、DJをディスっている訳ではない…?
アイキッド:ディス……ってるわけじゃないですよ! DJは全く胡散臭くなくて、「押すだけDJ」が胡散臭いんです。君が再生ボタンを押したその刹那の裏には作曲家や編曲家、作詞家、トラックメーカーいろんな人間が関わっている訳で、そこをリスペクトしなさいよって曲ですね!
そんな、身近な出来事をキャッチーかつ本格的な楽曲へと昇華させているふたり。最後に今後の目標を教えてもらった。
ジョー:コロナが落ち着いた後に「ワールドツアー」をやりたい!
アイキッド:現状維持で!
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(撮影・文/しらべぇ編集部・根室 ひねき 取材協力/ザ・リーサルウェポンズ)