コロナ禍で学生と教員、習い事でのトラブルが急増中 とくに多い相談は…
このコロナ禍においては、学生と教員の間で様々なトラブルが発生しているようです。万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合はどうしたらいい?
■もしトラブルに巻き込まれたら?
ーーでは、立場の弱い学生がもしトラブルに巻き込まれてしまった場合、どのように対処すれば良いでしょうか。
齋藤弁護士:大学も、習い事も、信頼関係が基礎となって継続的にサービスの供給を受けるのが特徴です。ある意味、大学でも習い事でも、これからのことや将来の不利益を考えてしまうと、自分の姿態主張ができなくなってしまうのはやむを得ない面はあるのかもしれません。
ただし、やはりサービスの提供を受ける立場であることには変わりはないはずです。そうすると、自分の有している権利があるわけですから、今の状況に不満を感じたら、学校側としてはどう考えているのか、改善は予定しているのか、すこしの勇気をもって学事や先生に、問い合わせ、連絡をしてみるのはいかがでしょうか。
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■習い事の場合はとくに話し合いを
ーー組織化されていない習い事でのトラブルの場合、特段注意すべきことはありますか。
齋藤弁護士:習い事だと、学校法人などのように組織化していないことが多く、個人の延長でサービスが供給されていることがほとんどです。そうすると、双方にとって有意義な話し合いのためにも、今後のことをめぐって話をしてみるのはひとつではないでしょうか。
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(企画・文/弁護士・齋藤 健博)