バーガーキングの“約70年後計画”に衝撃 蘇る昨年5月大量閉店の記憶
しらべぇ編集部宛に届いたバーガーキングPR事務局からの一通のメール。そこにしれっと書かれていた計画に驚いた。
株式会社ビーケージャパンホールディングスが、11月5日(木)の東京都江戸川区「バーガーキング イオン葛西店」新規出店をはじめ、2020年内に日本各地に新店舗11店をグランドオープンすることを発表した。
■しらべぇ編集部に届いた一通のメール
29日、しらべぇ編集部宛に、バーガーキングPR事務局から一通のメールが届いた。内容は、この記事冒頭にも書いた「バーガーキング イオン葛西店」新規出店と、年内に新店舗11店をオープンするというものだ。
そのほか、新規出店とは別に国内の既存店舗のリモデルを積極的に行なっていること、新店舗とリモデル店舗では、世界中のバーガーキングで展開されているニューヨーク発のグローバル店舗デザインコンセプトである “20/20 Prime” を導入していることも記されていた。
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■バーガーキング約70年後計画
そして、その続きにしれっと書かれていた、バーガーキングの壮大な計画に記者は目を見開いた。
「今後も積極的な新規出店を計画しており、2021年以降毎年30~50店舗の新規出店を予定しています。このペースで出店を続ければ、約70年後の2090年に日本一の店舗数を誇るハンバーガーチェーンとなります。皆様、ぜひご期待ください」
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■蘇る大量閉店の悲劇の記憶
す、すごい…。まさか、バーガーキングが70年という長期的計画で日本一店舗数の多いハンバーガーチェーンの座を狙っていたとは…。
というのも、バーガーキングファンならその当時の何とも言えない喪失感を昨日のことのように思い出せるはずなのだが、バーガーキングと言えば、昨年5月に大量閉店され、「近所からバーガーキングがなくなった」という声がネット上で相次いでいたのだ。
その割合は22.2%。茨城県と京都府はすべての店舗がなくなるため、どうしてもバーガーキングが食べたくなったときは、府県をまたぐ必要が生じていた。
何はともあれ、このときの衝撃を経験した身からすると、バーガーキングが掲げる今後の目標は頼もしい限り。近所に新店舗ができたときは、「また一歩、バーガーキングの野望が実現に近づいたんだな」と、しみじみと思いながら、ワッパーにかぶりついてもらえればと思う。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)