怒号が飛び交い福島党首が痛罵された社民党の臨時党大会 党分裂は決定的に
立憲合流派・党残留派、どちらも認め合うことを確認する提案がギリギリで可決。今後の展開は…。
■吉田幹事長の解任動議も
一方、反対派は吉田幹事長を攻撃。代議員からは「立憲民主党にあなたが行きたいならば、社民党の票で得た議席なのだから、議員辞職してからにしなさい」「立憲民主党は保守政党だ。社民党と相容れるわけがない」という声も。
吉田氏が答弁にまわると、「答えていないぞ」などというヤジが激しく飛んだ。質疑応答は途中で休憩を挟んだのだが、その間、投票方法を巡って議論が交わされた。
質疑が終わり、いざ議案の投票となると、吉田幹事長の解任を求める動議が代議員13人から突如提出。賛成討論・反対討論が行われ、その後、開場を封鎖して議決が行われた。結果は168人のうち賛成票は70人と少数で吉田信任となった。
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■わずか一票差で議案可決
その後に党大会議案の投票が行われた。投票方法は挙手によるものだった。ここでもアクシデントが生じた。会場を封鎖したのに1人の代議員が出て行ってしまったのだ。
「賛成する人は挙手してください」「反対する人は挙手してください」と党大会議長が呼びかけ、代議員がそれぞれ挙手した。
私の隣にいた記者は「反対のほうが多そうだな」とつぶやいたが、結果は167人中、賛成が84票、反対が75票で、賛成票が過半数を辛うじて一票上回ったために議案は可決された。最後は福島党首の音頭による「ガンバロー」コールで党大会は終わった。