が〜まるちょば、トーク力抜群の彼が「言葉を使わない表現」をする理由
パントマイムの素晴らしさを熱弁したが〜まるちょば。その愛がひしひしと伝わってくる会見取材だった。
■同じ演目が昨日と今日で違うものになる
まだ詳細が全て決まっているわけではないが、今回の公演では、新作に加え、これまでにも披露してきた『指環』が演目に組み込まれている。
パントマイムは演者の中に蓄積されたものの分だけ変化が生じ、昨日と今日でも違うものになる。そのため、1月の公演の『指環』も自ずとアップデートされているに違いないと彼は話す。
また、言葉を発さず、舞台セットも使わないパントマイムは、そこに何を見るか、何が聴こえてくるかが、その人の経験によって変わってくるものだという。それがパントマイムの素晴らしさなのだ。
関連記事:ヨドバシカメラ梅田が突然ツイッター上で注目された理由 「そうきたか」
■「すごいんですよ、パントマイムって」
「言葉を通じて伝えるのではなく、体一つで動いて役を演じることで、僕の心が動くから、お客さんの心が動く。『指輪』は45分くらいのひとつのストーリーなのですが、今まで見てくれた人の中には、涙してくれた人もいます。
10分くらいのショートスケッチもやります。僕一人が演じるけど、おじさんだったり、子供だったり、女性だったり、出てくるキャラクターは違う。表現の仕方は無対象で、ここで存在しているのは僕だけど、見てる人にとっては何人もいるというものです。
すごいんですよ、パントマイムって。言葉を話さないのに見ている人が泣くんですよ、笑うんですよ。どういうことが起こっているのか、見ている人も自分の心の動きを感じることができる。舞台に足を運んでいただけないと、それが伝えられない。面白いですよ」